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伊奈さいたま会・平成23年度活動報告    (H.24.03.09

蕎麦打ち体験(平成23年度)    報告者 召田紀雄

活動日と参加者 

活動日 : 平成24年0309(金)  9:00〜14:30    天気:晴れ

      参加者・・・18名 

活動場所 : 与野本町コミュニテイセンター(調理室)

          ( さいたま市中央区本町東 3−5−43  TEL 048-853-7232 )   

活動状況 

 平林講師が「蕎麦打ち」の作業手順を披露すると、蕎麦打ち風景参加者18名は4班に分れて蕎麦打ち作業を始めました。蕎麦粉:割り粉=5:1の混合粉に、4.1%の水分を3〜4回に分けながら十分混合すると、不思議な事にこの作業が終わる頃には、木鉢の中には団子状の塊が10個ほど出来上がります。第1班の私たちは4人で交代しながらこの作業を行いましたが結構大変で、40分は優に要するのでした。これらをまとめて1個の大きな団子にすると、次には「()()み作業」が待っています。両手の「掌」で力を入れて練っていく作業で、結構身体が熱くなり、背中は汗ばむほどです。「団子」は次第に混合度を増し、「つきたてのおもち」の様に柔らかくなれば終了です。

 次の作業は、この団子を「のし板」上に移して円盤状に置き、3mm程の厚さになるまで円盤形を維持しつつ、麺棒で少しずつ「のして行く」作業です。最後にのし終わった物を麺棒に巻き取り、両掌で包み込むようにしながら伸ばして行きます。面白い事に円盤であった筈の物が、広げてみると四角形に変わっており、実にビックリしてしまいました。

 さらに、この四角形をのし板の上で1.3mmの均一な厚さになるまで、麺棒に力を入れながらのして行きます。もう、この辺りまでくると心身共に私たちには疲れが現れ、ヘトヘトとなってしまいため息が出るほどです。が、気を許してはいけないのです。「幅広の包丁」を使って、料理し易いように・食べやすいようにと・・・、この四角形を1mm程の幅に細く切って行くのです。が、これがまた難しい作業です。格別な味

 よく10人10色と言いますが、この作業はどうやら人の性格が現れるようで、太っ腹の人は広い幅に、繊細な心の人は細い幅にと、人それぞれに切り進んで行きます。多くの方が初経験でしたので、それこそまちまちの幅のお蕎麦が作られて行きました。

 こうした作業行程を経ると、あとは最終段階を迎えるのみで、打ち上げたお蕎麦を()る作業です。今日の講義では、支援隊の「知人(ちじん)(じゅく)」の皆さんが別のコーナーで「天婦(てんぷ)()」を作って下さいました。お蕎麦を茹でる時間ですが、お蕎麦の太さに応じて40〜70秒・・・と幅があり、茹で上がると直ぐに氷水の中で締め上げます。こうした厳格な作業が美味しいお蕎麦を作る「秘訣」とのことでして、天婦羅と一緒に食しますと「正にその通り」でした。文句の付けどころのない「最高級のお蕎麦」で、参加者全員は十二分に満足し、楽しい体験をさせていただきました。

 平林講師を初め、支援して下さいました「知人塾」の皆様にこの場を借りて、感謝の意を述べさせていただきます。                           (完) 

  以下撮影:落合理一HP委員

 蕎麦打ち体験