11月20日、企画部主催の社会見学会が行なわれました。 見学会は、茨城県古河市の史跡めぐりでした。
古河市は、関東平野のほぼ中央に位置しています。南部に利根川が東流、西部には渡良瀬遊水地を経由した渡良瀬川が流れおり、渡良瀬川は利根川橋の北で利根川に合流しています。
「古河」は、古く「許我」と表記され、『万葉集』に当時の情景が二首詠まれています。二首の歌からは、遠く奈良時代から渡良瀬川の渡し場として賑わっていた様子が想像されます。
室町時代後期から戦国時代にかけては、古河公方の本拠地となり、後に江戸時代になると古河城の城下町、日光道中の古河宿として栄えました。
今回は、歴史ある街並みを20名で散策しました。
〔1. 古河駅 万葉歌碑〕
宇都宮線が事故で遅れ、古河駅から
地元の観光ガイドの案内で10時にスタートしました。
先ずは、駅前の万葉歌碑です。
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万葉集 巻十四 東歌 |
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逢わずして
行かば惜しけむ
麻久良我(まくらが)の |
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許我(こが)漕ぐ舟に
君も逢わぬかも
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〔2. 提灯もみまつり〕
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駅前では、「提灯もみまつり」の準備をしていました
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12月2日夜 (古河市広報より)
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〔3. 日光道中 古河宿〕
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高札場 跡
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本陣 跡
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日光道中にある道標
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米問屋「米銀」の蔵
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お休み処「坂長」を見学
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〔4. 古河城の面影と肴町〕
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福法寺に移築(明治8年)された古河城二の丸乾門
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古河名物の鮒の甘露煮店
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古河城の出城「諏訪曲輪」跡の空堀を歩く
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古河歴史博物館から空堀の噴水を臨む
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〔5. 鷹見泉石記念艦と雪華図説〕
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鷹見泉石記念館
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屋敷の前にてガイドから説明を受ける
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庭の楓樹 葉は楓、実はイガイガ
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楓樹(ふうじゅ:マンサク科)の解説
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「雪華図説」(雪の結晶分析) 土井利位藩主の研究を、家老の鷹見泉石が刊行 (国会図書館DLより)
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〔6. 古河の老舗「ホテル山水」でランチ〕
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文学館の見学後、古河の老舗料亭「ホテル山水」でランチ 正面前で集合写真
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ランチを楽しみながら歓談する参加者
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〔7. 永井路子 旧宅〜篆刻美術館〕
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昼食後に、永井路子の旧宅を見学。その後、古河街角美術館、篆刻美術館を見学しました。
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永井路子 旧宅の庭 紅葉が綺麗でした
参加者の皆さん、お疲れ様でした。
〔 編修 T.Hasegawa 〕
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