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平成29年度
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グリコ工場見学
「九州から出てきて蒲田に住んだ時、グリコ工場の大きな看板―あの両手を掲げてゴールする―が目に留まり、それが東京の第一印象でしたよ」「グリコのおまけが欲しくてキャラメルを買いました」というそれぞれの人生に寄り添うようなグリコの話を聞きながら、北本駅に着いた。ケンちゃんバスに乗り、10分ほどでグリコ工場の大きな建物が目に入ってきた。
創業者江崎利一氏の貧しかった生い立ちから功成り名を遂げたサクセスストリーを映像で見た。「尋常高等小学校卒業後家業の、、、」というナレーションを聞くうちに、私の明治生まれの父の苦労話と重なって、あの時代、真面目に
“創意工夫”を信条に生きてきた姿に魅かれた。
企業理念の「おいしさと健康」は江崎氏が求めてきたものである。
エレベーターで移動するとチョコレートの甘い香りがフロアに漂い幸せな、贅沢な気分に酔いしれた。機械化が進み、働く人の数が少ない事にも驚いた。工場というよりも巨大なショールームのような清潔さと色彩豊かなデザインが施されている。トイレのマークもグリコポーズである。
プリッツ、ポッキーの製造過程を見学した後でパソコンルームに案内された。
大人の私達も楽しめる“おまけ”いやゲームに興じた。賞品のお菓子を楽しみに、やる気満々であったが、私はベスト10にも入らず撃沈した。
入口付近に、懐かしいグリコのおまけが年代順にガラスケースの中に飾られていた。素材も昭和の紙、ブリキからプラスチックや木に、車や動物のおもちゃからアニメのキャラクターへと時代を映していた。
工場見学を終えて、バスを待つ間、目の前の水を張った田んぼに、稲が頼りなげに風に揺れ、見上げた青空には綿菓子のような雲がひとつ浮かんでいた。
食欲を刺激された私たちは食事処「蒲桜」へと向かった。 写真投稿宜しくお願いします。(クリック) |
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